近年浸透「お年玉」ならぬ「お盆玉」子ども歓喜の一方で・・・
お年玉に次ぐ子どもの不労所得イベント“お盆玉”をご存知でしょうか。
数年前はあまり聞き馴染みがなかったこの言葉も最近はかなり浸透し、聞いたことがある方も多いことでしょう。
僕自身、祖父母の家に帰ると「よく来たな」と言って3000YEN程くれることはあったのですが、思い返すと2年程前からお盆に帰省した際の額が3倍近くに跳ね上がっていました。
これもお盆玉の影響でしょうか。
さて、このお盆玉というイベント、もともと一部の地域で昔ながらに行われていた風習だそうです。
なんでも、起源は江戸時代にまで遡るそう。(当時は金ではなく物)
「お盆玉」という言葉自体は、山梨県のマルアイという会社が作った“造語”で、2010年にお盆玉のポチ袋を作成し販売を開始しました。
その後2014年に日本郵便が数量限定でお盆玉のポチ袋を販売し、その頃から普及が始まったようです。
ほへー。。。
とまあ概要はざっとこんな感じで終わらせて、
実際のところどうなのでしょうか。
風習としてあったということは、本来祖父母や親戚は
「よく来たな はっはー」
とか、
「頑張ってるそうじゃないか はっはー」
といった具合に、喜んで渡していたと推測されます。
それが今や、「お盆玉」の検索候補には
「お盆玉 迷惑」
とか
「お盆玉 相場」
など、“しなければならないもの”として捉えているからなのか嫌悪する声も多く見受けられます。
もちろん、子どもから
「あの子の家にはお盆玉があるのになんでうちにはないの!!」
と言われ
「えぇい!こんな習慣迷惑だ!!」
と思っている方もいるでしょう。
ですが、前述の通り本来純粋な善意があってこそのWINーWINなイベントなので、したくない方は無理にしなくていいのではないかというのが個人的な意見です。
マルアイも日本郵便も、何も大人に嫌がらせをするためではなく、新たな日本文化の一つとして普及させる目的だったと思います。
文化や習慣は強制ではないですからね。
とか言うと狡猾な子どもが
「各々の家庭の方針も一種の文化・習慣といえるから強制じゃないよね? お盆玉よこせ!!」
と言ってくるかも知れませんが、その場合は
観念しましょう。
将来有望です。