刺青に対する厳しい目 いいかげん偏見はやめませんか?
なんか最近刺青について話題になってますね。
ご存知の方も多いように、先日りゅうちぇるさんが妻子の名を腕に刻み公開したのが背景にあるようです。
刺青については以前から容認派と否認派の意見が激しくぶつかり合っているのをしばしば見かけます。
今回は刺青の起源を少しと、僕個人の考えを述べようと思います。
刺青の歴史
少し調べたところ明治時代には刺青を軽犯罪とする法律があったそうです。
違反すると拘留だとか最大1円の罰金が科されたそうです。
現在の20代サラリーマンの平均月収が約21万円、明治時代の所得は10円/月〜20円/月らしいです。
明治時代の所得を平均15円/月とすると1円は月の15分の1ですから、当時の1円は現在の1万4千円(21万÷15)ぐらいの価値であることがわかります。
なんかパッとしませんねw
現在の軽犯罪法違反での科料は1万円未満らしいので、そうすると1万4千円は高いですが、実際1万4千円を取られたところで「生活に大打撃!」とまではいかないでしょうから何とも言えない感じです。(当時の物価とかもわからないので尚更)
また犯罪者の印として刻んでいたという過去もあるようです。
このことから刺青=ヤバい奴みたいな考えが定着してしまったんですね。
あくまで歴史
その後の法改正で刺青は軽犯罪から除外されたそうです。敗戦とかGHQがどうのこうので。
にも関わらず現代社会にまで持ち込まれてるんですね。
だってもう犯罪じゃないんですよ?それにファッションとしての刺青(彫り物と言うそうです)も昔からあるわけで、必ずしも刺青入れてる奴がヤバいやつではありません。
そりゃあ、「はい今日から刺青は犯罪じゃないですよー」っていきなり言われても人々は戸惑うことでしょう。でも今何年経ちました?平成も終わろうとしてますよ?それで「イメージが〜」とか「反社会勢力が〜」とかって理由にならないのでは?と思います。
あくまで歴史上で刺青入れた人間が煙たがられただけであり、いつまでも思考がその時代で止まっているのは違うんじゃない?と思うわけです。
刺青以上にヤバい奴
この論争が巻き起こるたび、刺青の奴に親族でも殺されたんかと思うほど一方的且つ感情に任せて「刺青の奴に未来はない」とか「そんな世とわかって入れる方が悪い。人権なし。」とか
人としてあり得ない発言を平気でしている人がいるんですよね。
その人たちに言いたいのは
「直接害を被っていないにも関わらず、見た目だけでその人の全てを否定しているあなたたちの方が人間には程遠い」ということ。
あなたたち“妻子が温泉で入浴している間ベンチで待ってる刺青のお父さん”に向かって「お前に未来は無い」とか「反社会勢力だ」とか言えます?それで「何だと?」って言われて「うわ怖。やっぱヤクザや」とかってただのアホやないですかw
ヤクザでなくともキレるわって話。ネットであなたたちがやってることってそういうこと。
ネット上というバフが掛かってるのか知りませんが、相手のことや自分と反対の意見に耳を貸そうともせず「何が何でも刺青は悪だ!悪いと言ったら悪いんだもん!(地団駄)」みたいなのって真のヤバい奴だと思います。そういう人とは距離を取った方が賢明です。
まとめ
今回再び話題となった刺青の是非に関する問題。りゅうちぇるさんは「こんな偏見をなくしたい」的なことを言ってましたね。全くもってその通りだと思います。そもそも刺青を嫌う人の理屈は芯がない気がします。「何となく怖そう」とか「理屈云々ではなく嫌う国だ」とか。だったら顔面凶器と言われた小沢仁志さんみたいな人は温泉入れないんですか?あなたが嫌うのも歴史的背景の理屈では?とかいくらでも突っ込めてしまうものばかりです。
もっと人に対して寛容になり、日本の得意技である「陰湿な偏見や差別」はなくすべきだと思います。